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理系の派遣会社からの正社員登用

近年は若い人であっても、正社員で働くことが叶わない方が多くいらっしゃいます。いわゆる派遣社員で暮らしている方は実に多くなっているのが実情です。その背景にはやはり雇用する側が、人件費を抑えたいと考えているからという事が一番ですが、単純にその考えだけではなく、折角正社員としてこれから会社で頑張って働いてもらおうと考えている矢先に、すぐに数ヵ月から一年程度で多くの若手社員が、離職してしまうのです。そうなるとその子に使った人材育成の費用が無駄になってしまうのです。

特に理系の多い研究関係の仕事は、そのような傾向が強いです。理系の場合は、基本的に学生の時でも文系より理系の方が専門的で、学費も高いです。ですから必然的に理系の正社員を育てるには、かなりのコストが掛かってしまうということになります。そこで研究職の場合は特に、派遣社員の割合が高くなってしまうのです。

派遣会社から派遣されてくる社員は、ある程度研究に対する知識があって、教育も必要ないすぐに即戦力になってくれる人材が揃っているのです。さらに正社員よりも人件費が安く済むのですから、それは当然そちらを選ぶ企業が多いのは一目瞭然となります。最初は派遣社員として働いてもらって、そこで正社員として働いても良いと思ったら採用するというやり方が一番賢いですし、雇用側も雇用される側も、どちらもメリットが大きいのです。今後ますますこのような動きが加速していく事でしょう。

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